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祖父の三回忌。~なぜ2年で三回忌というのか

週末に祖父の三回忌で帰省してきました。

親戚一同が集まり、粛々と儀式が終わった後にふと不思議に思いました。

祖父が亡くなって2年なのになぜ『三回忌』というのだろうと。

一般的には常識なのかもしれませんが、恥ずかしながら僕は分からず、3年経ってないよなぁと一人で考えていました。

調べてみると、

【三回忌】

まず法要の年数は 「 数え 」 と呼ばれるもので計算されます。
数えで年数を計算すると亡くなったそのときを 1回忌 として、
満1年 で 2回忌 になります。
しかし、実際には 「 2回忌 」とは言わずに
 「 1 周 忌 」
と言います。これが混乱してしまう原因です。

亡くなったとき  →  1回忌
1年目  →  2回忌 ( これを 「 1周忌 」 と呼ぶ )
2年目  →  3回忌
という数え方をしているので、
まるで 2回忌 が存在していと勘違いしてしまうわけです。
では、なぜ 2回忌 を1周忌 と言うのでしょう?
実は、仏教では亡くなってから 1年間 は
 忌 ( いごもり )
と言って外部との接触を絶ち、
亡くなった故人を偲んで生活を慎む風習があります。
忌を始めてから 1年 経った、つまり 1周 したという意味で
「 1周忌 」 という言葉が使われています。

こういった数え年の関係で2年で3回忌という呼び方になるんですね。

法事や法要、祝い事など日本古来の行事などはこの『数え年』が用いられることが多いですね。

私が小さい頃は祖父や祖母に年を聞くと、『数えで65歳だよ』というのをよく聞いた覚えがあります。

最近自分の年齢を数え年齢でおっしゃる方は少なくなっていると思います。そういったことも含めて数え年での法要の呼び方などが理解されにくくなっていってるのかもしれません(自分も無知はもちろん踏まえてw)

日本で満年齢が一般的に使われるようになって浸透してきたのと引き換えに、大切な伝統を1つ失っていったのかも知れませんね。

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