自宅の庭の端にある散水栓が地面に埋まっていてものすごく使いにくいので、日曜大工のDIYで立水栓を自作してみようとチャレンジ開始しました!
色々ネットで情報を集めたりしていると、水道配管工事も含め、自分でできそうだなと感じたためお金を払って業者さんに頼むのはもったいないし。
まずは既存の散水栓の黒いカバーを取り外して、水道管がどのように地中に埋まっているかを調査する事から開始。
散水栓周りの砂利をよけ、スコップで周りを掘るとスグに黒いカバーは取れました。
タダ埋めているだけだったんやね。
その後、蛇口の周りを気を付けながら掘り進めて行くことに。
大きなスコップと小さなスコップを使い分けながら約20センチ程掘ると出てきました、水道管。
真ん中に見える緑のカバーはガス管のカバー!これは気を付けて掘らないとね。
ここまででだいたいの水道管の位置がわかったので、立水栓を作る位置と、排水パンの位置を簡単に決める。
小さい赤○の位置で水道管を立ち上げ立水栓に、大きな丸は排水パンを作る位置にしようかなと決定。
1日目はたった1時間の作業でちょっと疲れたのでこのままブルーシートをかぶせて終了(笑)
一体何日かかることやら。
ホームセンターに部材の買い出し。塩ビパイプって安いのね
とりあえず立水栓を自分で作ってみようとチャレンジ開始。
だいたい立水栓と排水パンの位置を決めたので、どうせなら立水栓から手洗い用の蛇口と、ホースをつなぐ蛇口2つにしたいので色々考えながらホームセンターに行き水道管に使う塩ビパイプの部材を購入することに。
使っていたサイズは内径13mmの塩ビパイプなので、同サイズの、パイプ、数個のエルボ(90度に曲がってるヤツ)とチーズ(2股に分かれてるヤツ)購入。
そしてそれらの塩ビパイプをつなぐための接着剤も購入。塩ビパイプと同じコーナーに置いてるよ。
合わせて1500円も掛からないくらい!なんやめっちゃ安いやん。
排水口も作ろうと部品を見に行ったら40mmの排水溝が800円。一番高かった(笑)
排水口の塩ビパイプは40mmと太いので価格もちょっと高い、と言っても数百円だけどね。
塩ビパイプをカットするにはパイプソーがあればよかったんだけど、無かったので金属用ののこぎりで切断することに。
塩ビは柔らかいので簡単に切れた。
切り口を粗めの紙やすりで奇麗にして、エルボとパイプをつなぐ。
この時接着剤を使うんだけど、たっぷり塗ってあげてね。
付け過ぎかなってくらい塗ってもいいよ。
地面に埋まっている黒いパイプが既存の水道管。
このパイプをぶった切って立水栓のためにパイプを立ち上げるんだけど、想像ではこんな感じになるかなとあてがってみた。
とりあえずのイメージなんで今後も何回もホームセンターに行っては部材を買うことになりそうな予感。
立水栓の排水パイプを設置するときのコツ
立水栓の排水もしっかりと作ろうってことで、排水口とパイプの製作を開始!
購入した40mmサイズの排水口と同じサイズの塩ビパイプを買ってきてとりあえずつなぐ(笑)
排水の流れ先はたまたま近くに汚水マスがあったので、そこに決定!
汚水升の横っ腹に50mmのホルソーを使って電動ドリルで穴をあける。
ここに先ほど作った排水パイプを通して、コーキング材を巻いて水が漏れないように処理。
ここで水道屋さんの友人に貰ったアドバイス!
『汚水マスに排水パイプを突っ込むと匂いが上がってくるので、わざと汚水升の中に入っているパイプ部分に上向きにエルボを付ける。すると水が貯まって匂いが上がってこなくなるよ』との事。
これは素人には無い発想だったよ!
もちろん排水口の方をしっかりと高くして設置してね。
位置が決まったら土を戻して埋める作業。
ちゃんと排水できるかは完成してからのお楽しみ(笑)
立水栓の排水パンをモルタルで作るぞー!
排水パイプが繋げたら排水パンを作ってやろうと土を戻して埋め直し。
もちろん素人工事なので奇麗な物は求めてないが、自分で作って安く上げるというのが目的!
埋め戻す時にしっかりと土をレンガで叩いて固めておく。専門用語で転圧するっていうのかな。
できるだけレベルも出るように努力したがかなり難しいので、あとでモルタルでごまかそう。
ここまでで立水栓の配管移動と排水パイプの設置が終わった。
あとは排水パンの製作と、立水栓をレンガで積み上げて作ること、蛇口を付けるなどの作業かな。
とりあえず順番は分からないが、排水パンの作成からスタート!
囲いのレンガを置くためのモルタルを作るところからなのでホームセンターに買いに行くと、『コンクリートと、インスタントコンクリート』があった。
インスタントは水を混ぜるだけでモルタル、コンクリートが作れるので迷わず決定。
1袋20kgで598円。これを2袋購入。
少しずつ水を足しながら混ぜる作業が思ったよりもしんどい(笑)
少しの量でも大きなスコップや鍬などがあった方がいいですよ。小さなハンドシャベルでは時間がかかるし、モルタルが飛んで服に付くし(笑)
実際にたくさん服が汚れたので、作業前は汚れてもいい服いに着替えてくださいね。
モルタルが出来上がったら排水パンの囲いのレンガを並べていきますよー!
立水栓の排水パンの枠作り
立水栓の排水パンをモルタルで作ってやろう!
だって排水パンの既製品を購入するだけで2万円位するんだもん。自分で作ればものすごく安くできるよ!
購入したのは枠に使用する変わったレンガ8個と立水栓に使用する半マスレンガ4個、これは後に買いたす予定。合わせて1000円程度。
ってことで本当は木の板で枠組みなどをしないといけないんだろうけど、めんどくさいんでちょっと変わったレンガを排水パンの枠として使うことにした。
水を少なめに練り上げたモルタルをレンガを並べる下に置いてレンガの水平を出す作業。
とりあえずモルタルを置いてレンガを並べ、水平機で並行をしっかりと出すんだけど、生来いい加減な僕はだいたいでこの作業を終了(笑)
だってそんな細かいところどうでもいいし。
で、できあがったのがこちら。
とりあえず立水栓のレンガ1段目も積んでみました。
排水パンについてはあと排水口の高さまでモルタルを流しこんだら終了のはず。
素人工事でやり方があっているかどうかはわからないけど、徐々に形になってきてイメージが湧いてくるとやる気が出てくるもんだねー。
排水パンのモルタルにはビー玉を埋め込んだ
立水栓の排水パンの枠が出来上がったで、モルタルを流し込んでいく作業を開始!
思ったよりモルタルを流す厚みが多くなってしまった(約12センチくらい)のでインスタントコンクリート20kgを1袋と半分、合計30kgも使うことになりました。
インスタントコンクリートを水を足しながら混ぜていく作業が結構大変で、腰に来ますよ(笑)
出来あがったモルタルを排水パンの枠の中に入れていきます。排水口の高さまでしっかりとモルタルを入れて、排水口に向けて水勾配が付くように鏝で馴らしていく。
最初はいい加減に馴らして、数分たつと水が浮いてくるのでまた表面を鏝で馴らすとこの作業の繰り返し。
僕の作った排水パンは面積も小さいし、排水口や周りの枠のレンガなどが邪魔して上手にコテが使えませんでした(笑)まあど素人丸出しです。
シンプルな排水パンが良かったんですが、子供と奥さんの意向でビー玉を埋め込むということになりました。
モルタルを入れて2時間ぐらたったらビー玉を埋めようと思って実行すると、結構固まってて大変な作業になってしまった。モルタルが固まるの結構速いってことを知りました。
無理やりビー玉をねじ込んだせいでコテで馴らした表面がもうガタガタ(笑)
まぁ日曜大工なんで気にしない気にしない。
どうせなら子供の手形でも付けてやれば思い出になったかも。
これであとは立水栓本体のレンガを積み上げていく作業には入れるぜ!
レンガの立水栓の借り積み上げ
さあいよいよ立水栓本体のレンガ積み作業に入って行きまーす!
排水パンの面積が小さいので、立水栓のサイズもできるだけ小さくしたかったのでレンガは半マスに切ってる小さいモノを購入。
1個88円でホームセンターに売ってたモノを排水パンに埋まっている部分合わせて7段×4個で28個調達しとりあえず借り置きしてみた。
こうやって形になってくるとテンションが上がるねー!
レンガは全部立て置きにしたので強度的には落ちるだろうけど、たくさん積むという手間が減る(笑)
とりあえずインスタントコンクリートを使ってモルタルを練り、1段づつ積み上げていく作業開始!
モルタルを置いてはレンガを置き、水平機でバランスを見てと最初の一段は丁寧にやったけどもうめんどくさくなってきて2段目からは目視でバランスジャッジ(笑)
思ったよりいい感じで積み上げて行けてるかな?!
途中で水道を2股に割るので水道の元栓を閉めて(家の中では嫁さんが不便だとのたまってた。知るか!!w)配管を分ける作業。
水道の蛇口場所のレンガはサンダーを使ってカットする。
歯はダイヤモンドカッターを使い、切れ目を入れてハンマーでたたくとパックリ割れるよ。結構簡単。でも赤レンガの切りカスがそこらじゅうに飛び散るのでしっかり養生してから作業した方がいいよ。
あと一息で立水栓が出来ると思うと炎天下の作業も徐々に楽しくなってくるよね。
さあもうひと踏ん張り!
レンガ立水栓の2つ蛇口仕様完成!
立水栓のレンガ積みも中盤に差し掛かったところで、水道を2股に分けて蛇口を付ける作業へ。
一つは散水用のホースを繋ぎっぱなしにする蛇口で、もうひとつは手洗い用蛇口にする予定。
向かって右の蛇口はホースリール様なので排水パンからはみ出ても気にしない。前に出す蛇口はできるだけ直角に水が下に出るような蛇口を買わないと排水パンから水がこぼれちゃうので。
塩ビパイプのチーズやエルボをつなぐと思っているより蛇口が前にせり出してくるので気を付けた方がいいよ。
僕のは完全に立水栓より蛇口の根元が前に出ちゃった。これも素人の御愛嬌かな。
とりあえず完成したのがこれ。
蛇口はいたってノーマルな物にした。ちょっとおしゃれな蛇口にしたかったけど、安く仕上げるという目標が達成できなくなりそうだったので。
なんとかレンガをモルタルで積み上げて、シッカリと雑巾で余分なモルタルを拭きあげたところ。
奇麗に拭いてあげないと乾いた時に汚くなるよ。まぁ味が出ていいかもだけど。
蛇口の根元部分が思い通りに行かなくて残念だったけど、モルタルをねじ込んで、後日コーキングでもしてやるか。
ちょっと離れたところから見ると結構可愛いレンガ積みの立水栓に見えるのでOKかな。
家族も喜んでくれたし。
何より自分で作ると愛着がわいてくるし、間違いなく大切に使う!
掛かった時間と費用はまたまとめて書きまーす。
自作立水栓の部品金額大公開!
自宅の庭の立水栓を作るのにかかった費用と時間を大公開!
まず掛かった金額なんですがこれが思いのほか安かったです。
排水パン囲い用園芸レンガ8個×128円=1024円
立水栓用半マスレンガ24個×88円=2112円
インスタントコンクリート20kg袋を3袋×598円=1794円
ノーマル蛇口798円
首フリ蛇口1280円
配管用塩ビパイプ13mm 1メートル 198円
塩ビ13mmチーズ40円
塩ビ13mmエルボ40円
塩ビ13mmキャップ40円
40mm排水口 798円
排水用塩ビパイプ40mm 1メートル 350円
塩ビ40mmエルボ2個×198円=396円
塩ビ接着剤 398円
合計金額 9268円!
この金額で立水栓は安いと思いますがどうでしょうか?!
購入した材料をネットでも買えますよー!おすすめはこんな感じ
赤煉瓦 半マス 12個入
家庭化学 インスタントセメント グレー 10kg
カクダイ 万能ホーム水栓 7015-13
製作時間は日曜日合計4日間これはプライスレス(笑)
完全素人のネット検索で色々と調べての日曜大工でしたが、出来あがるとものすごくうれしいですし、愛着がハンパなく湧きます。
レンガの積み上げとモルタル接着が甘いので補修が必要にはなってくると思いますが、それもまた楽しみとして10年後くらいにやろうかな。
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