最近減ったなぁと思うのが、ビリヤードをじっと片隅で見ている子。
お店のメインのビリヤードテーブルで撞いている人をちょっと離れたところでじっと見て少しでも盗んでやろうって人が昔はちょろちょろいましたし、僕もそうでした。
ハウストーナメントなどで早々に負けてしまっても時間の許す限り最後の決勝戦まで見てから帰るようにしてました。
当時の僕は、もちろん上級者のしている細かい駆け引きや、組み立て、選択などは全く分かっていません!自信を持って言えます!
ただ、『よく入れるなぁ』とか『手玉に紐が付いているみたいにコントロールしてるなぁ』って感心しながら見続けていました。
この見ることはなんたって無料!お金がかかりません!
見続けていると、だんだんその上級者の判断がわかるようになってきます。
自分が同じ状況になったときに、その同じ判断ができるようになってくるんです。勝手に!
見られている方は邪魔されなければ気分がいいもんです。『しっかり見て勉強するんだよ、坊や』ってな感じですw
ということで見ることで損することなんて何一つありません。
今でも覚えているんですが、僕がA級になって出た試合でレール際のボールをあり得ないスピードで突っ込んだことがあります。
もちろん先玉は飛んで行きました。その試合でのキーボールだったんで負けました。当然です。
うなだれて帰ってくる僕に、所属店のプロが言いました。『俺が試合でレール際の球をさっきのスピードでついてるの見たことある?!』
ハイ見たことありません。これはいつもそのプロを僕が見ていたから、即答えられました。
その後、今でもあのスピードでレール際の球をシバキ回すことは無くなりました(笑)
百聞は一見に如かずとはよく言ったものですね。
見て学ぶことってものすごくたくさんあります。セフティーのバリエーションや、玉の入れ方など無数に!
お店の花台にはDVDや教則本にはないすごい情報が転がっているので、見ることで吸収してみよー!
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