ビリヤードの10テンボールは最近よくプレーされるようになったゲームです。ルールは9ボールに似ているので結構分かりやすく覚えやすいです。
10ボールが普及してきたのは、9ボール人気にかげりが出てきたビリヤード業界が、少しゲーム性を変えようとしたことがきっかけだと思います。
9ボールだと上級者は連続でポケットを続け、一方的なゲーム展開に陥りやいのと、フロック(まぐれで狙っている以外の穴に入る)が勝負を分けてしまう可能性が高い、というところから10ボールへの移行が始まりました。
10ボールはボールが多い分難易度も上がりますし、試合のルール上フロックを認めないコールショット(狙う穴をショット前に宣言する)を取り入れていますので、運の要素がだいぶ下がり、実力通りの勝負が出来やすくなっていると思います。
海外、国内を問わずこの『10テンボール』での試合は着実に多くなってきています。
10テンボールのルール説明
基本的には9ボールと同じルールです
違いは10ボールを入れた方が勝ち。当たり前かw
試合ではコールショットを採用されることが多く、狙った穴以外にボールが入ると、相手が撞くかどうかの選択権を持つことになります。
■10テンボールのラックの組み方
一番上に1番と、真中に10番ボールを置く。
最近では一番下の両端に2番と3番ボールを置くことが試合ではルールとなっている場合が多い出です。これも1番の次の球をコントロールしにくくする為です。
■10テンボールのゲームの進め方
バンキングで先行と後攻を決め、ブレイクショットでゲーム開始です。
テーブル上に散らばったボールの中で、手玉(白玉)は最初に最小番号の球に当てなければなりません。
ポケットする球は何番でもいいです。要するにコンビネーションやキスショットで入れるというのもアリです。
10ボールをポケットした方の勝利です。
一般的には10ボールを1回落としたのを1セットとし、5セットとか6セット先取した方が勝ちというゲームをされている方が多いです。
■プレイヤーの交代について
ビリヤードの共通ルールの交代
何もボールが入らなかった場合
ファールした場合
コールした穴以外にボールが入ってしまった場合は、相手に選択権が移ります(そのまま撞くか、撞かないかを選べます)
■ファール後の対応
ファールをした場合、相手プレイヤーは手玉(白玉)を自由な場所に置いてプレーを再開することができます。これをフリーボールと言います。
テンボールを実際プレーすると、『9ボールに比べて1個多いだけでしょ』なんて簡単なもんではありません。
9ボールはブレイクショットで2個ほどボールが入ってしまえば7個からのスタートですが、10ボールはブレイクで球を入れるのが難しくなります。
ということは10個からの取り出しスタートになります。3個も違えばトラブルは出来てるわ、コースはふさがれてるわで思っているより大変です。
が、上達には9ボールより10ボールのほうが早いと思いますので、思い切ってチャレンジしてみてください。
球が多いと楽しいよ♪
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