ビリヤードのローテーションゲームは歴史のあるゲームですが、時代の変化と共にルールも少しずつ進化して行っています。
ナインボールが普及する前は日本国内で一番メジャーだった競技で、今でも愛好者が多く、ローテーション競技で行われる全国大会もあります。
ローテーションのルール説明
15個全部の球を使って行うゲームで、ボールに書いてある番号そのものが点数になります。
ビリヤードテーブル上の最小番号のボールから狙う必要があり、入れたボールの番号を得点として足していきます。
1番なら1点、12番なら12点という感じで、120点、180点、240点、300点先取などの点数先取で行われ、先に得点に達した方の勝ちとなりますよ。
■ラックの組み方
番号の配置を覚えるのが少し大変ですが、番号順に並べていくと覚えやすいです。
■ローテーションのゲームの進め方
バンキングで先行と後攻を決め、ブレイクショットでゲーム開始です。
テーブル上に散らばったボールの中で、手玉(白玉)は最初に最小番号の球に当てなければなりません。
ポケットする球は何番でもいいです。要するにコンビネーションやキスショットで入れるというのもアリです。
先に決めた得点(120点など)に達した方の勝ちとなります。ちなみに1番から15番まで全て足すと120点になります。
15個全部入れれば120点ゲームで勝ちとなります。
■プレイヤーの交代について
ビリヤードの共通ルールの交代
何もボールが入らなかった場合
ファールした場合
■ファール後の対応
手球(白玉)、と的球を置く場所の選択ルールの場合下記の3つの中から選択します。
1、現状のままプレーを続ける
2、手球だけををヘッドライン内に移動する(ヘッドライン外に的玉があるときのみ)
3、的球だけををフットスポットorセンタースポットのどちらかに移動する。
2と3を同時に選ぶことも可能。(これが俗に言う【手玉センター】ってやつです。手玉を取りつつ、的玉をセンターに置くという意味)
的球がヘッドライン内にある状態で、2を選択すると自動的に3が適用されます。
ファール後の対応がややこしいですが、これは分からなければ周りの上級者に聞いてください。優しく教えてくれると思います。
最近ではルール改正が行われ、プッシュアウトあり、ダブルヒット無しという流れになっています。
このローテーションゲームを行う上でセンターショットという練習法に事になると思います。
センターショットが出来なければこのローテーションゲームはちょっとハードルが高いかもしれませんが、伝統のあるビリヤードのローテーションゲームを体験してみてください。
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