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楽しかったど素人ジャパンナイン

ど素人に毛が生えたくらいの状態でビリヤード場に通うようになった俺は、毎日のように師匠のおっちゃんと学生時代の連れと3人でジャパンナインのルールを無理やり教わり、そればっかりやってた。

楽しいジャパンナイン

センターショットの練習もせず、ろくに撞かれへん癖にジャパンからのスタート。

おっちゃんはハンデ5.9 僕と連れは3.5.7.9で毎日5時間ぐらいメインテーブルから遠く離れた穴のガバガバな甘ーいテーブルでキャッキャいいながら撞いてた。

このときはなんにもわかってなかったけど、人が撞いているときには座るってのと、一生懸命狙って撞く、っていう2つはしっかり教えてもらった。

それ以外師匠のおっちゃんはなんにも言わずただ楽しく遊んでくれた。

『センターショットなんていつか入るわ』って感じで、笑いながら見ててくれた。

こっちが聞いたことにはわかる範囲で教えてくれ、それはもうビリヤード自体が楽しくて楽しくて仕方なかったわ!

毎日いつまでも撞けると思ってたし(笑)

毎日フリータイム料金分くらい負けていくけど、社会人の俺には全然痛くない金額で、今から思い返せばよく付き合ってくれていたと思う。

この楽しいって言う感覚を教えてくれたおっちゃん師匠はもう腕では抜いてしまったけど、今でも尊敬してる

楽しく教えるってまぁできへんからね。今もし俺が誰かに教えるとしたら、あんなに楽しく教える自信は無いわ。

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